ハチを引き寄せる花の「青色ハロー」効果、研究
2017年10月19日 10:28 発信地:パリ/フランス

【10月19日 AFP】数百種の花は、受粉を媒介するハナバチをおびき寄せるために、人間の目には見えない青色のハロー(後光)のような光を発する能力を進化させたとの研究結果が18日、発表された。
 
英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された論文によると、研究室での実験では、同じような紫外線のリングを発生させる造花にマルハナバチが引き寄せられるのを確認できたという。
 
論文の共同執筆者で、スイスのアドルフ・メルクレ研究所(Adolphe Merkle Institute)のウルリッヒ・スタイナー(Ullrich Steiner)氏は、AFPの取材に「このハロー効果は、光学スペクトルの紫外領域で発生する。この領域の光は人間には見えない」が「ハナバチには見える」と語った。
 
実験結果は研究チームを驚かせた。
 
青色ハローは花弁表面にあるナノスケールの凹凸構造から発せられている。構造に規則性はないと思われ、花によって大きく異なっている。
 
論文の主執筆者で、英ケンブリッジ大学(University of Cambridge)植物園の園長を務めるビバリー・グローバー(Beverly Glover)氏は「花弁のナノ構造にみられるこの不規則さは進化によって獲得されたと考えられ、結果的には花とハチとのコミュニケーションの助けになっている」と説明する。
--- 引用ここまで 全文は引用元参照 ---

▽引用元:AFPBBNews 2017年10月19日 10:28
http://www.afpbb.com/articles/-/3147285

訪花するハチ(2016年8月16日撮影、資料写真)。(c)AFP/YURI KADOBNOV
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