脳卒中まひ新治療…神経回路修復するリハビリ機器、3年後発売へ

脳卒中患者の意思を脳波の変化から読み取って、まひした手の指を機械で動かし、神経回路の回復を図るリハビリ機器の製品化に向け、慶応大学とパナソニックが医師主導の臨床試験(治験)を3月にも始める。
3年後の発売を目指す。
 
重い脳卒中では、脳からの神経回路が損傷し、体のまひが起きる。
国内の脳卒中患者は約120万人。
うち約2割は発症から90日以上経過しても手の指を動かせない重度のまひを持ち、これまで有効な治療法がなかった。
 
慶応大学の 里宇明元りうめいげん 教授(リハビリテーション医学)と牛場潤一准教授(理工学)らのチームは、手の指を伸ばそうと考えた時の脳波の変化を解析。
頭に着けたセンサーがこの変化を検出すると、機械が指を伸ばし、同時に腕に電気刺激を加える機器を開発した。
脳波と連動した動作や電気刺激を繰り返すことで、神経回路の修復が促される。
--- 引用ここまで 全文は引用元参照 ---

▽引用元:YOMIURI ONLINE yomiDr. 2017年1月23日
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170123-OYTET50059