兵庫県立こども病院で平成17年、
女性看護師がベビーカーを転倒させたため当時7カ月だった男児が重傷を負ったとして、

同県芦屋市に住む両親らが県に約3960万円の損害賠償を求めた訴訟は26日、
神戸地裁で和解が成立した。県が病院側の過失を認め、解決金920万円を支払う内容。

県によると、17年9月、当時、神戸市須磨区にあった同病院で、看護師が男児を乗せて移動中、
別の患者の家族に声をかけられて手を離した間にベビーカーが転倒。

男児は頭を打ち、硬膜下血腫を負った。
現在も頭に血流を確保するための管が入っており、鉄棒など頭が揺れる激しい運動ができないという。

古川直行・県病院事業副管理者は「このような事案が発生したことは、大変申し訳ない。
再発防止に努めたい」とコメントした。

2017.4.27 07:50
http://www.sankei.com/west/news/170427/wst1704270011-n1.html