警察署長らによる賄賂要求の拷問で容疑者死亡

タイ中部ナコンサワン県のタイ警察ムアンナコンサワン署で2021年8月5日、麻薬を販売した疑いで逮捕された容疑者の男(24歳)が拷問され、翌6日に死亡しました。

当初、容疑者の死因は麻薬の過剰摂取とされていましたが、実は署長をはじめとした署員らによる拷問が死因だったことが、署員からの内部告発により明らかになりました。

拷問の様子は署内のカメラに一部始終が捉えられており、黒いビニール袋をかぶらされた容疑者が拷問されて殺害される様子が、SNSで拡散していました。実はこの時、署長らは容疑者に対し、釈放させる代わりに200万バーツを渡すように要求していたとのこと。

ナコンサワン地方裁判所は、殺人容疑で、ティティサン署長(39歳)と6人の部下の逮捕状を発行。4人は8月25日に逮捕され、残りの3人は逃走中です。

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