毎日新聞2019年10月21日 10時42分(最終更新 10月21日 12時53分)

 安倍晋三首相は21日、天皇陛下の「即位礼正殿の儀」に参列するために来日した各国首脳らとの会談に臨んだ。25日までに約50カ国の要人と「祝賀外交」を展開する。

 首相は21日午前、東京・元赤坂の迎賓館でモルディブのソリ大統領、ネパールのバンダリ大統領、ミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問兼外相らと相次いで会談した。同日だけで23人との「マラソン会談」を予定している。

 元徴用工問題を巡って対立が深刻化している韓国からはナンバー2で知日派として知られる李洛淵(イナギョン)首相が22日に来日し、安倍首相と24日に会談する。中国からは習近平国家主席の盟友である王岐山国家副主席が参列。王氏と安倍首相との会談では、来春に予定される習氏の国賓訪日に向けて意見を交わすとみられる。

 茂木敏充外相も21日、コロンビアやスペインなどの外相らと会談する。【竹地広憲】

https://mainichi.jp/articles/20191021/k00/00m/010/066000c