0001SQNY ★
2019/08/10(土) 18:34:35.73ID:CAP_USER6月末、ロスコスモス社(ロシアにおける宇宙開発全般を担当する国営企業)は宇宙で自己分解する衛星の製造特許を取得した。この情報はロシア連邦知的所有権管理局のデータベースに格納されている。
ロスコスモス社が特許申請を行ったのは2017年。宇宙機の運営終了あるいは故障時に、地球から自己解体コマンドが送られるという申請内容だ。
衛星は主に加熱など宇宙空間の諸要因で“蒸発”することになる。そのために、開発者は宇宙機の材質として昇華特性をもつもの、つまり加熱時に溶解するのではなく、即蒸発する材料を用いることを提案している。
事故分解方法としては、衛星の分解材料を特殊保護フィルムで覆い、フィルムをその後除去する、あるいいは素材が蒸発する温度まで衛星が自己加熱する、などが提案されている。
この発明は、宇宙機の地球軌道滞在期間の制限と、スペースデブリ(宇宙ゴミ)対策を目的としている。
宇宙ゴミ
スペースデブリ(宇宙ゴミ)の問題は、長い間、研究者やエンジニアを悩ませてきた。2019年4月1日の時点で、地球軌道には1万9千404の人工物が存在した。そのうち13%が現役衛星で、残りは宇宙ゴミだ。
以前にも伝えたように、ロシアの研究者らは外国人と共同で、飛行の妨げとなるごみを撤去するレーザーをISS(国際宇宙ステーション)に設置する考えを暖めている。英国の研究者らは今年、宇宙ゴミを「銛」で捕獲する方法に成功した。
・"Роскосмос" запатентовал "спутник-самоубийцу"
https://ria.ru/20190810/1557366280.html
(画像)
https://cdn1.img.jp.sputniknews.com/images/578/67/5786716.jpg
https://cdn22.img.ria.ru/images/149688/36/1496883603_0:363:2995:2048_600x0_80_0_0_d0223f20e70ce4434e4614397063058c.jpg
2019年08月10日 16:57 スプートニク日本
https://sptnkne.ws/8UYd