・Swiss men have among the lowest sperm counts in Europe: Scientists warn semen is in a 'critical state' which could damage fertility and raise cancer risk

ジュネーブ大学の研究者らは、18歳から22歳までの男性2,523人の精子サンプルを検査した。

研究者らによると、スイス人の男性はヨーロッパの国の中で最も精子数が少ないという事らしい。彼らの精子は60%以上が平均以下の数値であり、精子の運動性も悪かったという。
また、スイス人男性の3分の2が精子に問題を抱えており、その中の40%のうち、4%の精子しか適切に発達しておらず、細胞が異常に形成されていたという事だ。

科学者らは、スイス男性の精子の質は「危機的状態」にあるのだという。
将来的に生殖能力を十分に得られず、機能を損なうかもしれないとを示唆しており、出生率も落ちるであろうし、精巣癌のリスクさえあると述べた。

西欧諸国の男性の精子数は何年にもわたり減少を続けており、一部の専門家は現代の彼らの生活様式が男性の生殖能力に悪影響を及ぼしていると示唆している。

兵役を務めている男性の精液は、少なくとも2日間はセックスを控えた後、診療所においてチューブに採集された。

研究者らは、精子数の中央値は、精液1mlあたり4700万個であるとを発見。

他の国々と比較した場合、スイスはデンマーク、ノルウェー、ドイツよりも精子数が多かったものの、フィンランド、リトアニア、エストニア、スペインよりも少なかった と言う事が明らかになった。
2012年のデータによると、スペイン人は1mlあたり6200万個で最高だった。

そして、世界保健機関(WHO)によって設定された健康的であると言われる基準と見合う量の精子を有する男性はわずか38%であった。

科学者らは、2017年に、北米、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドの男性の精子数が過去40年間で半分以上減少したと述べた。

肥満、ストレス、喫煙等、また、ある種の化学物質や農薬への暴露が精子数を減少させている可能性があると専門家たちは過去にも発表している。

スイスの研究者らは、精子数が少ない事は精巣癌の発生率を高める可能性があると懸念している。

この研究はAndrology誌に掲載されている。

・Swiss men have some of the worst sperm in Europe, study finds
https://www.independent.co.uk/news/science/swiss-men-infertile-sperm-count-low-switzerland-europe-semen-a8924091.html

(精子)
https://i.dailymail.co.uk/1s/2019/02/14/08/9803898-6703817-image-a-1_1550134180579.jpg

22 May 2019 DailyMail
https://www.dailymail.co.uk/health/article-7057963/Men-Switzerland-lowest-sperm-counts-Europe.html