・イタリアで大気から二酸化炭素を回収する工場が開設

スイスのベンチャー企業「クライムワークス」は、大気中の二酸化炭素を回収することによって、世界的な温暖化によって生じるさまざまな問題の削減に取り組む。最近、クライムワークス社はイタリアに3番目の工場を開設した。

この工場は毎年、地球の大気から150トンの二酸化炭素を回収し、多くの経済分野で必要とされるメタンガスに変える予定。クライムワークスの工場では、国際宇宙ステーションや潜水艦などで使用されているのと同様の技術が利用されている。周囲の大気から集められた空気は、特殊な化学物質が染み込ませられたスポンジ状の繊維素材フィルターを通過させられる。

このフィルターを通った空気からは、二酸化炭素が取り除かれ、再び外部に放出される。化学反応によって得られたメタンは、農業用の肥料から航空機の燃料まで、さまざまな分野で活用される。

・Company that sucks CO2 from air announces a new methane-producing plant
Company says net negative emissions need to start now to limit global warming.
https://arstechnica.com/science/2018/10/company-that-sucks-co2-from-air-announces-a-new-methane-producing-plant/

(イメージ画像)
https://cdn.arstechnica.net/wp-content/uploads/2018/10/puglia_27settembre2018_140-768x512.jpg
https://jp.sputniknews.com/images/543/90/5439086.png

2018年10月10日 06:01 スプートニク日本
https://sptnkne.ws/jHXG