AP通信によると、米音楽界を代表する黒人女性歌手で「ソウルの女王」と称されたアレサ・フランクリンさんが16日、ミシガン州デトロイトの自宅で死去した。76歳だった。膵臓すいぞうがんを患っていたという。

 米音楽界最高の栄誉とされるグラミー賞を何度も受賞。2008年に米音楽雑誌「ローリングストーン」が選んだ「歴史上最も偉大な100人のシンガー」で1位に選ばれた。

 テネシー州メンフィス生まれ。父が牧師を務める教会で、子どもの頃からゴスペルを歌っていた。1961年にデビュー。圧倒的な歌唱力を誇り、オーティス・レディングの名曲「リスペクト」のカバーで、67年に全米1位を記録し、「ソウルの女王」としての地位を不動のものにした。

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読売新聞
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