アップル、ポッドキャスト一覧から極右サイト排除

  米アップル は自社のポッドキャスト一覧から、極右ウェブサイト「インフォウォーズ」が提供するコンテンツへのリンクを排除した。ネット炎上を誘いかねないコンテンツにインターネット上のプラットフォームが対応すべきかの議論を、アップルも避けられなくなった。

 アップルは5日、安全な利用環境の創出に向けたガイドラインにそぐわないため、インフォウォーズをポッドキャスト一覧から除いたと明らかにした。同社のガイドラインの規定には、特定の個人や集団などに対する憎悪をあおるような内容の禁止が含まれている。

 米ツイッター、アルファベット傘下のユーチューブ、 フェイスブック は既に、発言の自由を振りかざして悪意を持ったメッセージを送るユーザーへの対処に頭を悩ませている。アップルは今までこの種の問題にあまり直面してこなかったが、インフォウォーズを排除したことで正面から向き合わざるを得なくなりそうだ。

インフォウォーズはコメントの要請に応じていない。今回のアップルの動きは、ネットニュースメディアのバズフィードが先に報じていた。

 アップルはインフォウォーズのコンテンツのうち具体的にどの部分がガイドラインに抵触したのか明らかにしていない。


極右サイト「インフォウォーズ」を率いるアレックス・ジョーンズ氏(2017年4月17日)
https://i.imgur.com/Lv14KWe.jpg

2018 年 8 月 6 日 17:47
https://jp.wsj.com/articles/SB12582428471823144100904584392522374928630