タイ警察は仏教寺院をめぐる横領、資金洗浄などの疑いで、国家仏教事務局のパノム元局長、
チャイヤポン副局長、プラノーム元副局長ら10人の逮捕状をとり、1日、このうちパノム元局長を含む8人を逮捕した。
プラノーム元副局長は6月から国外に滞在し、逮捕を免れた。

 国家仏教事務局はタイ仏教僧団や政府の仏教関連の実務を担当する首相直轄の組織。

 タイの仏教界は僧団上層部と国家仏教事務局幹部が結託した汚職が摘発され、混乱が続いている。
2017年には、国家仏教事務局のノパラット元局長が横領、資金洗浄などで起訴され、数千万バーツ相当の資産が差し押さえられた。
今年5月には、高位の僧侶で構成されるタイ仏教僧団最高評議会の委員3人を含む高僧7人に横領、資金洗浄などの疑いで逮捕状が出て、
このうち委員2人ら6人が逮捕された。逮捕を免れた委員1人は6月にドイツのフランクフルト空港で身柄を拘束され、
タイ当局が身柄の引き渡しを求めている。

http://www.newsclip.be/article/2018/08/02/37181.html