環境省などは31日、米ダラス・フォートワース空港から成田空港に着いた貨物から、強い毒を持つ南米原産のヒアリの働きアリ約160匹が見つかったと発表した。同省と千葉県によると、同県内での確認は初めてで、国内では今年6例目。

 県によると、29日に空港内で貨物の仕分け作業をしていた際、木製の敷板からアリ約10匹を発見。殺虫処分するとともに、環境省へ通報し、敷板を密閉保管した。翌日、環境省職員らが敷板を調べ、新たに約170匹を確認。31日に約160匹をヒアリと特定した。

 敷板が移動したルート上で、他にアリはいなかったという。

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