日本語学習熱が高まるインドで日本語教師を育成するため、同国で初めてとなる日本語教師育成センターが23日、
ニューデリーのネルー大学に開設された。日印交流の重要性が増す中、
教師を育成することで約2万4千人とされる学習者を拡大したい考えだ。

 センターは昨年9月の日印首脳会談で、インドでの日本語教師育成の推進で合意したことを受けたもの。
日本側とインド外務省が共同で運営を行い、日本人のスタッフらが効率的な教え方などを伝える。
ネルー大の学生以外も受講でき、この日の開所式には1期生となる30人も参加した。

 インドは、国内でモノ作りを進める「メイク・イン・インディア」政策を進めており、
日本からの支援を期待している。開所式で在インド日本大使館の平松賢司大使は
「語学の教育は、日本がインドを支援していく観点からも重要だ」と話した。

https://www.sankei.com/world/news/180723/wor1807230022-n1.html