ロンドンで世界最大規模のワインなどの品評会が開かれ、
日本酒部門の最優秀賞に当たることしのチャンピオンに福島県の酒が選ばれました。

世界的な権威があると言われるロンドンの品評会は、2007年に日本酒部門を設けて毎年、最も優れた日本酒を発表しています。

ことしは、1639の銘柄の中から絞り込まれた福島や山形、それに山口などの9つの酒が審査の対象になりました。
10日に審査の結果が発表され、福島県二本松市にある、奥の松酒造の吟醸酒、
「奥の松あだたら吟醸」がことしのチャンピオンに選ばれました。

遊佐丈治代表取締役は「創業302年目になりますが、これだけ偉大な賞は初めてです。
価格を抑えてよい酒を造る努力が評価されたのだと思います。
日本酒はどんな食べ物にもあわせやすいので、ヨーロッパにも売り込んでいきたい」と話していました。

品評会では、このほか、ベストメーカーとして山形県酒田市の東北銘醸、
コストパフォーマンスに優れた酒として京都市の月桂冠の「月桂冠特撰」が、選ばれました。

日本酒は、ヨーロッパでも年々、人気が高まっていて、
こうした品評会での評価が新しい市場の開拓につながると期待されています。

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NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180711/k10011527741000.html