グアテマラでは、標高3700メートル余りのフエゴ火山が3日、大規模な噴火を起こし、
これまでに111人の死亡が確認され、依然として200人近くが行方不明となっています。

こうした中、今回の噴火は、
グアテマラの経済を支えている世界的に有名なコーヒー産業にも打撃を与えています。

フエゴ火山の周辺は、コーヒー豆の産地として知られており、グアテマラの全国コーヒー協会によりますと、
噴石や火山灰によって畑の一部が使えなくなるなど、5098に上る農家が被害を受けたということです。

これは、1年間の輸出量に換算すると1.27%に当たり、いまだに立ち入ることができない地域もあることから、
影響はさらに拡大する見通しだとしています。

グアテマラの全国コーヒー協会の統括責任者エベリオ・アルバラドさんは
「被害地域では、コーヒー産業が重要な雇用を創出していたので大きな打撃となる。
土地を離れる農家も出てくるので、別の場所で再出発できるよう支援していきたい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180609/K10011470361_1806091352_1806091400_01_03.jpg

NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180609/k10011470361000.html