■イギリスで、飼い主に捨てられ保護される馬が年間1000頭に達し、増え続けている

騎士の国イギリスで、馬が捨てられ野垂れ死にしている。
動物愛護団体の草分け、英国動物虐待防止協会(RSPCA)が昨年保護した馬の数は1000頭近くにのぼる。
2012年から馬を捨てないよう訴えているが、問題は悪化するばかりだという。

「イギリス中で、ゴミのように捨てられた馬が死ぬか、死にかけている」と、
もう何年も悪化を続けている馬の受難についてRSPCAのクリスティン・マクニール検査官は言う。
「動物虐待通報用の番号には、馬だけで毎日平均80件も電話がある。馬のことをとても心配してショックを受けている人々からだ」

ある馬は大みそかの日、泥のなかに倒れているのが見つかった。
持ち主はおそらく、弱った馬の面倒をみるのが嫌で捨てたのだろうと、RSPCAは言う。
馬の世話には費用がかかる上に、景気の低迷が重なったのが原因の一つとみられている。

関連ソース画像
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関連動画
https://www.facebook.com/RSPCA/videos/10157371410363047/

ニューズウィーク日本版
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