【バンコク】
インドのモディ首相は4月29日、国内全地域での電力供給を同28日に達成したとツイッターで明らかにした。

 モディ氏は「インド発展の旅で歴史的な日として刻まれるだろう」と書き込んだ。

 インドはインフラ整備の遅れで電力不足が慢性化し、世界銀行によると、電力普及率は84%(2016年)にとどまっていた。
モディ氏は就任翌年の15年、全地域への電力供給を18年5月までに実現すると表明し、
送電線整備のほか、太陽光や風力など再生可能エネルギー、原子力発電の普及促進に努めてきた。

 モディ氏は、来年前半の総選挙に向けた実績としてアピールしたい考えだ。
ただ、インド政府は、地域内の1割の民家と公共施設などに電気が届けば、地域に電力を供給できたとみなしており、
電気が普及していない家庭は依然として残っているとみられ

読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/20180430-OYT1T50087.html