ジンベエザメに触るな 海洋生物学者が警告


 タイ南部チュムポン県沖でダイバーらが体長5メートルほどのジンベエザメに近寄って触ろうとしたとの報告について、海洋生物学者のトン氏は、「危険であり、近づいてはいけない」と警告した。

 国立カセサート大学水産学部の副学部長でもある同氏によれば、ジンベエザメはどのような動きをするか予測できず、近づきすぎるとヒレが大きく動いた際、そのヒレに人がぶつかり大けがをする恐れがあるという。同氏自身、それほど接近していなかったにもかかわらず、ジンベエザメのヒレに打たれたことがあるという。

 同氏は、チュムポン県で観光施設の関係者らがダイバーにジンベエザメに近寄るよう勧めていることを問題視。「ダイバーがジンベエザメに近寄りすぎたり、接触したりすることがないよう、海洋沿岸資源局が規則を打ち出し、規則順守を徹底させる必要がある」としている。

バンコク週報
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