ロシア国防省が、国民に軍への親近感を持ってもらうための広報戦略を次々と打ち出している。
キーワードは、2014年のクリミア半島併合時にロシア国内で流布した「礼儀正しい人々」。
3月に大統領選を控えるプーチン大統領が、軍事力を背景にした自らの外交力を印象づけることで、
支持を増やそうとの狙いも透けて見える。

 ロシア国防省の関連会社ボイエントルクは今年、「礼儀正しいクマ」など3ブランドを商標登録した。
ロゴ入りの衣料品やぬいぐるみを発売。ネット通販で外国からでも注文できるという。

 同社は14年に「礼儀正しい人々」など2ブランドの商標を登録済み。
「礼儀正しい人々」とは、同年3月にウクライナ南部クリミア半島を占領した武装部隊の呼び名だ。
ロシアが当初、自らの部隊と認めなかったため、現地の親ロ派市民らがこう呼んだ。
国際社会の批判を浴びた占領、併合だったが、ロシア国内では「クリミアを救った英雄」とたたえられ、
軍への信頼は高まったという。

 それ以来、ロシアで「礼儀正しい人々」は、軍の代名詞になっている。

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画像:昨年の軍事ショーのタイトルは「礼儀正しい人々」。
ロシア国防省が服などでブランド化を進めている=2017年8月、モスクワ郊外
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20180220004239_commL.jpg

朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASL290QHFL28UHBI04W.html