13日から関連首脳会合が首都圏で開始。各国首脳が続々到着へ

 東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会合が13日から首都圏で始まる。ASEAN首脳会議や東アジアサミットでは、北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐる朝鮮半島情勢や、南シナ海問題が焦点になる見通し。北朝鮮や中国に批判的な安倍晋三首相やトランプ米大統領らの発言とともに、フィリピンが今年、ASEAN議長国を務めていることから、ドゥテルテ大統領の手腕も注目される。
 12日夜、首都圏パサイ市で、参加首脳を歓迎する夕食会が開かれ、ASEAN関連行事が実質的に始まる。
 11日にはルソン地方パンパンガ州のクラーク空港に、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相とカンボジアのフン・セン首相らが到着した。安倍首相、トランプ大統領、李克強中国首相らは12日に比入りする。
 主要な会合は13日に開始。同日はASEAN首脳会議を皮切りに、ASEANと日本、米国、中国、国連などの首脳会合も開催。日本とメコン川流域開発計画参加5カ国の首脳会議では、メコン川地域の開発支援などについて協議される見込み。
 14日にはASEAN10カ国と日本、中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、インド、米国、ロシアの18カ国首脳による東アジアサミットが開かれる。(冨田すみれ子)

まにら新聞
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