ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と共和党のボブ・コーカー(Bob Corker)上院議員が8日、互いを非難する言葉の応酬を繰り広げた。
トランプ氏がコーカー氏について「度胸」が足りないと批判したのに対し、コーカー氏はホワイトハウス(White House)を「大人のデイケアセンター」と切り捨てた。
さらにトランプ氏が米国を「第3次世界大戦」への道に向かわせる可能性があるとまで言及する事態となっている。

 かつてトランプ氏を支持したこともある人望の厚い穏健派のコーカー氏はここ数か月、トランプ氏を最も声高に批判する共和党議員の一人となっており、
最近ではホワイトハウスが「大混乱」に陥らずに済んでいるのは、レックス・ティラーソン(Rex Tillerson)国務長官や
ジェームズ・マティス(James Mattis)国防長官、ジョン・ケリー(John Kelly)大統領首席補佐官のおかげだと発言していた。

 トランプ氏はツイッター(Twitter)への投稿でコーカー議員が次の選挙への不出馬を決断したことに言及し、
「ボブ・コーカー上院議員は、次のテネシー(Tennessee)州での選挙で自分を推薦してほしいと『懇願』してきた。
私が『ノー』と答え、彼は脱落した。(つまり、⦅私の推薦⦆なしでは彼は当選できないということだ)」と投稿。

 また上院外交委員会(Senate Foreign Relations Committee)の委員長を務めるコーカー氏について、
「彼(コーカー氏)は国務長官にもなりたがっていたのだが、私は『結構だ』と答えた。
彼はあのひどいイラン核合意に対しても大きな責任がある」と批判。最後にコーカー氏が「ネガティブボイス」になるとした上で、
「(彼には選挙戦を)戦う度胸がない」と付け足した。

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