欧州科学アカデミー諮問委員会(EASAC)がロシアや米国の例に倣い、ホメオパシーを医療から分離した。委員会によると、ホメオパシー製品は深刻な害をもたらす可能性がある。
肯定的感情は米国人の健康を増進する だが日本人の場合はそうではない

これまでも多くの臨床実験が、ホメオパシーによって得られる効果はプラセボ(有効成分を持たない薬)による効果と同等だと示していた。だが、ホメオパシーという代替医療を支持する人は世界各地で見られる。

2017年2月、ロシア科学アカデミー付属委員会がホメオパシーを攻撃。ロシア科学アカデミーのニセ科学対策委員会が、ホメオパシーを「ニセ科学」だと明記した覚書を公開したのだ。学際的なこの作業班には、心理学者や物理学者、化学者などの学者30人が参加していた。
そしてEASACが現在、「ホメオパシー製品の広告や使用は大きな害をもたらす可能性がある」とホメオパシーを痛烈に批判する声明を出したのだ。

全12ページの文書は、ホメオパシー製品が効かないことを示す、利用可能な研究やレビューの結果をまとめている。EASACによると、ホメオパシーにより、効果的な薬を探すことが妨げられるおそれがある。
sputniknews
2017年09月25日 20:03(アップデート 2017年09月26日 00:16)
https://jp.sputniknews.com/science/201709254121704/