国連人権高等弁務官事務所は25日、ロシアが2014年に併合したウクライナ南部クリミア半島で、
拷問などロシア当局による「深刻な人権侵害」があるとする報告書を発表した。

 報告書は「恣意(しい)的な逮捕、虐待や拷問に加え、少なくとも1件の裁判なしの死刑といった深刻な人権侵害が記録されている」として、
ロシア治安当局などがこうした行為に関与していると指摘。ゼイド国連人権高等弁務官はロシアに対し、
「人権侵害に対する説明責任と犠牲者への補償が早急に必要」と迫った。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017092501247&;g=int