さすが、ドイツ車。ゾウが乗ってもつぶれない!…じゃなくて、お腹がかゆいゾウにゴシゴシされているところ(撮影:Armand Grobler)
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「大好き〜」といっているように見えるが、車内では恐怖の時間(撮影:Armand Grobler)
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当然、リアガラスは割れたそうだ(撮影:Armand Grobler)
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手が届きにくい場所がかゆくなったらどうするか?南アフリカに生息するアフリカゾウのモニカがこの状態に陥ったとき、
手ごろなものがそばにあった。サファリパークを観光中のフォルクスワーゲンだ。

 この奇跡の写真を撮ったのは、南アフリカ北部ピラネスバーグ国立公園でサファリパークのガイドをつとめるアーマンド・グロブラーさん。

 草原をゆったりした足取りで歩く1頭のアフリカゾウを見物中、突然、前を行く一台にまたがり始めたから、さあ大変。

 発情したオスが凶暴化して車を襲撃している!

「大学で学んだ動物行動学の内容を思い出しました。モニカは穏やかな性格のゾウですが、発情期には一定距離を保つ必要があるのです」とアーマンドさん。

 ところが彼の心配をよそに、モニカはお腹の下を車の屋根にゴシゴシしただけで、
あとはしきりと牙や付け根をこすりつけるだけで、車内で怯える人間には見向きもしなかったという。

「どうやら、ノミかダニに噛まれて体がかゆかったようですね。ゾウは木の幹や枝や張り出した岩に体をこすりつけて、
寄生虫の除去に励みますが、身近にあった手ごろな大きさのものが車だったのでしょうね」

 フォルクスワーゲンには20代と30代の男女のカップルが乗っていたが、二人ともショックは受けたが、無事だった。
ただし、車は屋根がベコベコにへこみ、シャシーは折れ曲がっていて、4本のタイヤが1本残らずパンクしていたそうな。

http://sp.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/1/21573.html