ラボアジエは1743年、パリに生まれました。
彼のお父さんは法律家で、ラボアジエも法律の学位を受けましたが、
科学の勉強も熱心に行い、結局、大学では科学の道を選びました。
彼は大学を卒業後、政府に代わって小作人などから
税金を取り立てる「徴税請負人(ちょうぜいうけおいにん)」という
仕事をすることに決めました。
というのも、彼は「良い研究をするには実験道具や薬剤などを買わなければならず、
多くの資金が必要だ」と考えたためです。
その当時、徴税請負人の取立てはひどいもので、
小作人や働く人々たちは請負人を嫌っていました。
ラボアジエは、徴税請負人になって稼いだお金を使って、
自分のための研究室を作りました。

http://thediracsea.org/k-labo.htmlより引用