声優・石見舞菜香は、アニメ「【推しの子】」の黒川あかね役などで注目を集め、「第18回声優アワード」で助演声優賞を受賞するに至った。同アニメの第7話は、石見が“アイを演じるあかね”という複雑な演技に挑み、視聴者から絶賛された回だ。

 「【推しの子】」は、漫画家の赤坂アカ氏と横槍メンゴ氏がタッグを組み、「週刊ヤングジャンプ」で連載している人気漫画。産婦人科医のゴローが大好きなアイドル・星野アイの息子に転生することから始まる物語だ。2024年7月よりアニメ第2期の放送が控えているほか、すでに実写映像化も決定している。

 第7話では、炎上のせいで恋愛リアリティショーの収録を休んでいたあかねの番組復帰が決まった。あかねに対して、共演者たちは、素の自分を守るためにキャラを演じることを提案。その中で、参考としてアクア(CV:大塚剛央)が好きなタイプを聞かれた。

 アクアの好きなタイプが伝説のアイドル・星野アイ(CV:高橋李依)だとわかり、あかねは懸命にアイを研究した。その結果、久々に収録に参加したあかねの言動は、まるでアイそのものだった。

 あかね役を演じる声優・石見舞菜香は、“アイを演じるあかね”という難しい演技を見事にこなしてみせた。声色までアイのように変化しており、放送当時、ネット上で、「鳥肌が立った」「演技の幅がすごい」「石見さんの技量に脱帽」「高橋李依さんと入れ替わったのかと思ったら違った」と驚きと絶賛の声が続出した。

 なお、今年3月に授賞式が行われた「第18回声優アワード」で、石見は助演声優賞を受賞した。「【推しの子】」の黒川あかね役での演技が高く評価されたらしく、きっと上記のシーンも受賞理由に関わったことだろう。

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