ニュース2019.7.31 Wed 19:15

「55th ANNIVERSARY トムス・アニメ夏まつり 2019」の初日となる7月19日、東京・EJ アニメシアター新宿にて『魔法騎士レイアース』のアニメ放送25周年記念イベントが開催された。
会場ではTVアニメの第1話と第19話がセレクション上映されたのち、獅堂光役の椎名へきる、龍咲海役の吉田小南美、鳳凰寺風役の笠原弘子、オープニング主題歌を歌った田村直美が登壇。トークショーとミニライブが行われた。

トークショーは、『魔法騎士レイアース』の“ストライク世代”だという儀武ゆう子の司会で進行。椎名、吉田、笠原が大きな拍手に迎えられて登壇し、椎名が「みんな久しぶり! 元気だった?」と光の声で挨拶すると、会場はさらに沸き立っていく。

TVアニメ第1話「伝説のマジックナイト始動」についての感想や思い出を尋ねられると、笠原は「光、海、風の3人が東京タワーで出会うシーンが懐かしかったです。どこかでつながりがあったというわけでもなく、本当に偶然だったんだなと再確認しました」と、改めて視聴した感想をコメント。

吉田は「海役を任せていただけたドキドキが大きくて、アフレコ初日のことはほとんど覚えていない」と語ったうえで、当時のオーディションが光役、海役、風役の候補3人を1組にして実施されたというエピソードを披露。「私が受けたときは、光役がへきるちゃんでした! スタッフのみなさんがキャラクターの関係性や声のバランスをとても考慮してくださっておられるのを感じたので、役をいただけたときのうれしさもひとしおでした」と振り返る。

椎名は「当時の私は、まだ高校を出たばかりの新人でした。現場に入らせていただいたら、さまざまな作品で主役やメインキャラクターを演じられている方たちばかりで緊張してしまって、床ばかり見ていたように思います(笑)」と当時の思い出を述べた。

また第19話「対決!魔法騎士 VS ザガート」については、第1章のクライマックスにして魔法騎士の3人にとって衝撃の事実が判明するエピソードということもあり、「アフレコ当時、先の展開をどこまで先に知っていたのか」という質問も。

これには吉田が「(原作者の)CLAMP先生が現場にいらっしゃってお話してくださることもありましたが、先の展開は分からないことも多かったです。でも、だからこそ、海たちとシンクロできたように思います」と回答。
笠原は「第1話からそうでしたが、風ちゃんは冷静でしっかり者。セフィーロに召喚されたのがもし自分だったら風ちゃんほどに冷静な判断や言動はできないと思うので、演じるのにすごく大変だったのを覚えています」と振り返った。

『魔法騎士レイアース』はいわゆる“魔法少女モノ”としての一面も持ちながら、メインキャラクター3人の恋模様が丁寧に描かれるのも魅力のひとつだ。
話題がそうしたキャラクターたちの恋愛におよぶと、椎名は「第1章の光はそうした気持ちを持たず、ただモコナとたわむれていただけですね(笑)。音響監督の浦上靖夫さんからも、『光は素直な子供で、いざ戦いとなってもそれに素直に乗っかっていってしまう子。そうした一面を前面に出してほしい』とディレクションをいただきました。ですので、風とフェリオがいい感じになっていることにも全然気が付いていなかったと思います」とトーク。
吉田は「ザガートを倒すのよ! と息巻いていたのに、本当に倒したらこんな展開になるの!? とびっくりしました」と、異世界・セフィーロの真実に海同様に驚いたことを述懐し、笠原は「光ちゃんの純粋さがあってこそ、海ちゃんも風ちゃんもついていけたのだなということがあらためてわかって、(セレクション上映を見ていて)涙してしまいました」と述べた。


     ===== 後略 =====
全文は下記URLで

https://animeanime.jp/article/2019/07/31/47318.html
『魔法騎士レイアース』
(C)CLAMP・ST/講談社・TMS
《仲瀬 コウタロウ》