マンガ・アニメ 2019/7/5

 2019年4月に30タイトル以上の新作アニメ、いわゆる「2019春アニメ」が放送された。厳選作が集まるなかで、注目を集めた作品の一つが「鬼滅の刃」だ。『週刊少年ジャンプ』で連載中の吾峠呼世晴氏による原作漫画は“新たな少年漫画の金字塔”と評され、放送前から大きな話題となっていた。そして放送が始まるや否や、毎週SNSのトレンドランキングの上位に食い込むほどの反響を呼び、原作ファンはもちろん、アニメで初めて知った視聴者からも高い評価を得ているのである。

 そして7月からはアニメの第2クールがスタートし、まだまだ「鬼滅の刃」から目が離せない状況だ。ちなみに第1クールでは単行本第3巻までのストーリーが映像化されているので、第1クールを見たことがなくても今から追いつくことは簡単だろう。

 本記事では、物語のあらすじや第1クールのおさらい、そして映像化されたからこそ味わえる、アニメ版「鬼滅の刃」のさまざまな魅力を見ていきたい。

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©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable


■そもそも「鬼滅の刃」とは? 物語のあらすじと第1クールのおさらい

 舞台は大正時代の日本。山中に住みながら炭売りを営む少年・竈門炭治郎(かまどたんじろう)が主人公だ。ある日炭治郎が麓の村へ炭売りに出かけるが、帰宅すると家族が「鬼」に惨殺されていた。さらに、唯一生き残った妹の禰豆子(ねずこ、「禰」は正しくは「ネ+爾」)は鬼に変貌していた。炭治郎は禰豆子を人間に戻し、家族を殺した鬼を討つため「鬼狩り」の道を進むことを決意する。「鬼滅の刃」は、人間を食らう敵・鬼と、その鬼を狩る人間の物語だ。

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©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 6月末まで放送された第1クールでは、炭治郎が家族の死や修練を乗り越え、鬼を狩るための組織「鬼殺隊(きさつたい)」に入隊。妹を人間に戻す方法を探しながら鬼との本格的な戦いが始まろうとしているところまでが放送された。

 そして第2クールでは、鬼の中でも上位階級である「十二鬼月(じゅうにきづき)」との戦いが中心になると予想される。原作で人気の高いエピソードが連続するだけに、ファンからの期待度も大いに高まっていることだろう。

■魅力其の一:圧倒的な映像美
     ===== 後略 =====
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