アニメ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のシン・アスカ役や「銀魂」の沖田総悟役などで知られる人気声優の鈴村健一さんがパーソナリティーを務めるTOKYO FMのニュースワイド番組「ONE MORNING」が、4月1日から毎週月〜金曜の午前6〜9時に放送される。10年以上にわたって放送された「クロノス」に続く番組で、「それぞれの朝に、新しい価値観を。」をキャッチコピーに鈴村さんが同局の新たな“朝の顔”になる。声優界の“名パーソナリティー”としても知られる鈴村さんにラジオへの思い、新番組の意気込みを聞いた。

 ◇ラジオの魅力はインタラクティブ性の強さ

 「ONE MORNING」は、リスナーからツイッターで募集したニュースやトピックスについての意見を紹介したり、ヘッドラインニュースの裏側を解説。ネットメディアの編集長らからニュースを読み解くリテラシーを学ぶコーナーなどで構成される。鈴村さんは出演が決まり「二つの感情」があったという。それは「うれしさ」と「不安」だった。

 「ラジオが好き。声優の仕事は演じることがメインですが、声優の仕事は多岐にわたっていて、その中で一番好きなのがラジオなんです。一番大きいのはうれしさです。ずっとやりたかったことなので、夢がかないました。同時に、大変じゃないか? よりによって朝か!?という感情も正直ありました。葛藤があったんです。でも、光栄なことですよね」

 鈴村さんは数々のラジオ番組に出演してきた経験があり、2008年に第2回声優アワードでベストパーソナリティ賞、16年に第10回声優アワードでパーソナリティ賞に選ばれるなど声優界の“名パーソナリティー”としても知られている。「インタラクティブ性の強さ」がラジオならではの魅力と考えている。

 「僕が一番好きなのは生放送。どこかで誰かが聞いていることを実感しながらしゃべることができます。ラジオはテレビなどと比べると、その時、何かを感じたり、思ったことをその瞬間にポンッと出す。リアルタイムでしゃべっている感覚を大事にしています。収録のラジオ番組でも、生放送の感覚で録(と)っているところもあります」

 ◇声優を目指すきっかけはラジオ 芝居に影響も

 鈴村さんにとってラジオは常に身近な存在だったといい「子供の頃からラジオを聴いていますね」とも話す。声優を目指すきっかけもラジオだった。

 「声優という仕事を認識したのはラジオドラマだったんです。声だけのドラマが魅力的で、いつか声優になるんだ!と決めました。高校生くらいの時、いわゆるアニラジ(アニメ関連のラジオ番組)の黎明(れいめい)期で、僕もいつかラジオ番組を持つんだ!とも思っていました。まだ、声優になっていないのに(笑い)」

 ラジオの仕事は声優の演技にも影響を与えている。「ラジオに出演するようになって、お芝居がもっと面白くなってきました」と感じているという。

 「お芝居は、何かが起きて、リアクションするもの。何かが起きるから、ドラマになる。リアクションしていくのがお芝居の構造です。ラジオも今、起こったことに対して反応することになります。人の話をよく聞こうとするし、それに対してどうしようか?と考える。アフレコでも人のせりふを聞いて反応します。だから、お芝居と一緒なんです」

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■動画
鈴村健一、人気声優がTOKYO FMの新たな“朝の顔”に 自撮りで新番組「ONE MORNING」をPR
https://youtu.be/5lUE-Ut082s

https://mantan-web.jp/article/20190330dog00m200025000c.html