0001しじみ ★
2018/12/29(土) 16:19:08.69ID:CAP_USERサイバーエージェントが「CAAnimation(シーエーアニメーション)」という新しいアニメレーベルを立ち上げた。グループ会社のCygamesにはすでにアニメ事業部門があるなか、新レーベルにはどんな狙いがあるのか? エイベックスで『Wake Up, Girls!』などを手がけ、2018年2月にサイバーエージェントに移った田中宏幸氏(CAAnimation ゼネラルプロデューサー)にお話を伺った。
―― 新レーベルの立ち上げについては、直後に様々なメディアも取り上げられ、大きな注目が集まりました。まずはあらためてその狙いを教えてください。
田中 ゲームとアニメを連動させてヒットさせていくための企画・原作開発が大きな目的となります。アニメについては僕がビジネスの座組を組んで、ゲームについてはエグゼクティブプロデューサーの落合雅也が企画・統括し、連携を図りながらプロジェクトをスタートさせようとしています。
もう1点は投資・資金調達で、2017年9月に立ち上げた「CA-Cygamesアニメファンド」が基盤となります。このファンドはCygamesとサイバーエージェントが組成し、ファンド総額は30億円となっています。こちらは僕も含めたスタッフが運用責任者となって、先ほどの企画・原作開発したタイトルへ投資します。現在約5〜7本のタイトルを開発中です。
また、すでに10月より原作のあるアニメタイトルの放送が始まっていますが、これに対して「AbemaTV」への優先配信権や、ゲーム化の権利を取得するため、出資を始めています。これからも毎クール2〜3本へ出資していく予定です。
企画・原作開発と投資・資金調達という2つの面があるのですが、僕自身エイベックスから移ってきたということもあって、パッケージやライブの経験を活かしつつ、サイバーエージェントグループが強みとするゲームや配信といったキャラクタービジネスの新領域へのチャレンジを進めます。
―― これまでも同じグループ企業のCygamesではアニメ部門を立ち上げ、ゲームのアニメ化についても積極的に展開されています。
田中 そうですね、ノウハウは蓄積されてきています。ただ、あくまでゲームが主であり、アニメはそれを支える存在であるという形が多かったような気がします。
CAAnimationでこれからやろうとしているのは、ゲームとアニメを同時に連動して展開していくということです。グループ内のゲーム会社10社以上とも連携を進めていきます。
―― ゲームが主ではない、という点についてもう少し詳しく教えてください。メディアミックスコンテンツのIP(著作物)の1つとしてゲームを位置づけるということですか?
田中 そうですね。あくまでキャラクタービジネスなので、キャラクターと世界観・設定をクリエイターと一緒に作り込んでいき、その成果としてゲームやアニメに展開されるということですね。
じつは、5年くらい前から落合に「こういうことをやりたいんだけど……」と相談は受けていたんです。でもある種のアニメ文化の特殊性もあり、ゲームやITの側からアニメに対してアプローチするというのは、なかなか難しいものがあるのです。
たとえばスタジオをおさえたり、製作委員会を組んだり、そのなかでどういった、人・権利・ポジションを踏まえて動けばよいのか、といったことは外から見る限りわかりにくいのです。
続きはソースで
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■田中宏幸氏。CAAnimation ゼネラルプロデューサー。日本コロムビアで営業職を勤めたのち、2000年にエイベックス・グループ・ホールディングス入社。宣伝部を経て、アニメーション制作部門に。数々の人気作をプロデュースしたのち、2018年にサイバーエージェントへ移籍。主な担当作品に『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』『這いよれ!ニャル子さん』『Wake Up, Girls!』『ユーリ!!! on ICE』『ゾンビランドサガ』など
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