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【小説】百合が俺を人間にしてくれた――『裏世界ピクニック』宮澤伊織インタビュー[07/19]
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0001しじみ ★
垢版 |
2018/07/22(日) 21:45:46.40ID:CAP_USER
新作『そいねドリーマー』の発売を記念して、2018年5月のSFセミナーにて行われた伝説のインタビュー
「百合との遭遇2018」採録を公開いたします。8月24日(金)には宮澤氏と、
『最後にして最初のアイドル』草野原々氏の対談イベントも書泉ブックタワー百合部さんで開催予定。
そちらも今回以上の波乱が予想されますので、ぜひお越しください。

■覚悟

■宮澤 こんにちは、宮澤伊織と申します。昨年にハヤカワ文庫から『裏世界ピクニック』を出したことで、
本日ここに呼んでいただきました。

——『裏世界ピクニック』は、この世界の〈裏側〉に謎だらけの異世界が広がっていて、
そこを女子ふたりが探検していくというSFサバイバルホラー小説です。
SFやホラー要素はもちろん、この「女子ふたり」という部分も大変な好評をいただけて、
シリーズ化して現在2巻まで刊行されています。

■宮澤 百合好きの方々にも喜んでいただけて嬉しく思っています。

——はい。ということで今回の「百合との遭遇」は、宮澤さんが小説を書かれるなかで、
あるいは受け手として2018年の文化に触れていくなかで、いま体験されている百合の最前線についてお話を伺いたいと思っています。

■宮澤 「百合の話をしろ」というお達しをいただきましたが、「気楽に言ってくれるなあ」というのが正直なところです。
何も話したくない……。

——今の若い読者、あるいは書き手の側にも、百合を読みたい/書きたいと思う人たちがたくさんいらっしゃいます。
『最後にして最初のアイドル』の草野原々さんもそうですね。
ただ、草野さんは業界人から「ラノベで百合をやっても売れない」と言われたことがあると。

■宮澤 許せないですね。そういうとこだぞ。

——そんな状況を変えるためにも……あくまでも個人の意見ということで、宮澤さんの考える百合について語っていただけませんか。

■宮澤 そうですね…本当に何も話したくないのですが……百合が好きな人たちの間には
「百合について語るな、百合をやれ」という感覚が共有されていると思うんです。
雑に語ると炎上しますし、ここで話したことが意図しない形で広まってほしくもない、
もしそうなったら俺はお前たちを斬らねばならん。そういう気持ちでやりますので、よろしくお願いします。

——はい、よろしくお願いします。

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https://www.hayakawabooks.com/n/n0b70a085dfe0
続く)
0002しじみ ★
垢版 |
2018/07/22(日) 21:46:03.69ID:CAP_USER
続き)>>1
■9つのアップデート

■宮澤 では、2018年の百合の話をしていきましょう。
ただその前に、最近の百合の動向を追っていない方にとって「百合」といえば、女性と女性の恋愛なのかな? 
というようなざっくりした認識がほとんどだと思うので、
まずはアップデートが必要な古い概念をいくつか共有していきたいと思います。
(ホワイトボードに「よくある古い概念」を書き出していく)

(1)「お姉様」

かなり昔の概念になりますが、百合ジャンルにとって女学生同士の上下関係がメジャーである時期があったと思います。
エス小説ともいわれる、女学生の恋愛もの。そこからの援用で、一時期はこういう記号的な表現が多かったですが、
最近は百合表現はもっとバリエーション豊かになっています。

(2)「百合の間に挟まりたい」

女性2人が仲良くしている中に俺もまぜてくれという男視点の発言ですが、これは、殺されます。
こういうことを言っている人間の話は、聞かなくていい。

(3)「思春期に特有の一過性のもの」

これも殺される発言ですね。明らかに百合を意図して書かれているにも関わらず、
単なる気の迷いだと言い張る輩は、男女のヘテロ恋愛的な価値観から一歩も出られていない。スパブロです。

(4)「同性同士という葛藤が必要」

いまは女同士の恋愛が当たり前に描かれる作品数がかなり増えているので、
葛藤は、あくまでそれが描きたければ——あるいは必要な描写なら――描けばいいという位置づけだと思います。必須ではない。

(5)「百合とレズは違う」

性描写があるかどうかで百合とレズを分けたいという人がたまにいますが、そんな区分はありません。

(6)「男が出てきたら百合ではない」

最近の作品は豊穣なので、男が出る百合も成立することはわかっています。
韓国映画の『お嬢さん』は「百合の間に挟まりたい男」が出てくるものの、めちゃくちゃ強い百合で、
かつその男性キャラをとても魅力的に描くという離れ業を成し遂げていました。
あと今年邦訳された『サンストーン』(G‐NOVELS )というアメコミにも、
百合カップルの元彼が出てきて普通に仲良くしている描写があったりします。

(7)「結局ルッキズムじゃん」

若くて可愛い女の子同士ばかりでしょ、という批判が出ることがありますが、そうじゃない作品もいっぱいあります。
最近流行っている社会人百合は30〜40代同士の関係を描いている作品もあるし、
『メタモルフォーゼの縁側』(KADOKAWA)という漫画にはいわゆる「美少女」ではない女子高生と老婦人の関係性が描かれている。
たしかに「顔がいい」概念は重要なのですが、それはそれで顔のよさに真剣に向き合っていかなければいけないという話になる。

(8)「男の描く百合はフェイク」

結局男性的な価値観から出られないのではないか、という批判は、男の描く百合でも強い作品はいっぱいあることが反証です。
裏返すと「女性はBLを書けない」ということになってしまうのでナンセンスさは明白でしょう。
男の百合作家としては、最後の最後で超えられない壁があるのは悔しいですが。

(9)「クレイジーサイコレズ」

これが流行ったのは2014年くらいだと思います。ようするに変態キャラの女性版という概念ですが、最近はあまり聞かないですね。
今使うには辛くて、「クレイジー」「サイコ」「レズ」という各要素の解像度を上げないと通用しないキャラ立てになっていると思います。

以上、皆さんの中にも何かしら巣食っていた固定観念があったかもしれないですが、
2018年の速度についていくためにはアップデートが必要だとおわかりいただけたかと思います。
もしまだこういった概念を掲げている人がいたら、「もう2018年やぞ」と言ってやってください。

——わかりました。

続きはソースで

https://www.hayakawabooks.com/n/n0b70a085dfe0
0004なまえないよぉ〜
垢版 |
2018/07/22(日) 22:21:31.61ID:8dmvM/Pe
めんどくせーな
些細な相違点が元で派閥対立みたいな状況に陥るのは、終わりの始まりだぞ
0005なまえないよぉ〜
垢版 |
2018/07/23(月) 00:16:15.02ID:H5M76uAo
koike
人生はリベンジマッチだと思う人は、聴くべきー

この歌のサビはイケる

ガッツだぜ、愛は勝つ、それが大事
そして2018年は

『人生はリベンジマッチ』

名曲、ユーチューヴ検索

★カバー、コピー大歓迎。  女性が歌ってもイイネ
0006なまえないよぉ〜
垢版 |
2018/07/23(月) 01:15:39.34ID:BKc3EHSE
>>4
まあ、いいんでない
ただのプロレス(=演技的闘争)だよ
仲良くなってから喧嘩するより、喧嘩してから仲良くなる方が傷が浅いから、
思いつくままの百合の決めつけという形で意図的に喧嘩売ってきてるんだよ

かってのオタクの「あえて」みたいなもんだな
そう話す自分を自分自身で滑稽だと思いながら「アニメは凄い!」と熱弁するようなもの

ただ、少し気になるのは、この人は、百合を巨大な概念と言いつつも、
それより更に巨大な概念の元に行動してるんじゃないかな
男性の欲望とかそんな浅いな話じゃなくて、
「語りたい」という欲望
その手段として最適なものとして、
21世紀の百合がすとんと落ちてきてはまったんじゃないだろうか
0007なまえないよぉ〜
垢版 |
2018/07/23(月) 01:36:23.01ID:BKc3EHSE
百合の部分に話を狭めて書くと、
「リアルの同性愛を含むのか含まないのか」という切り口がないことが気になる
含むことを自明と考えているのか、含まないことを自明と考えているのか…

性描写のあるなしで区分しないとか、思春期に限定しないとか、広く捉えているようでいて、
実は、それは現実は無視するという大きな切り捨てをすることで初めて可能になる気がするんだが

確かに性描写のあるなしで、あればレズ、なければ百合、
と境界線を引こうとすると例外を避ける度に曲がるガタガタの線になってしまいそうだけど、
ここで一つ俺も無茶定義をやってみたい

空想は百合、リアルはレズとして引いた境界線は、
そこそこまっすぐな直線になったりしないんだろうか

まあ、空想内でもちゃんとレズが描けるだろうけど、
描いた瞬間にそれは百合に回収されて行く、みたいな苦しい考え方だけど

いずれにせよ言葉はただのラベルだからどこにどのラベルを張るかは本質でなく、
どんな境界が概念を綺麗にクラスタリングするのか、という話だけど
0008なまえないよぉ〜
垢版 |
2018/07/23(月) 09:35:18.39ID:PBkD6B9x
>>1
被子植物の分類の一つ。単子葉植物に属する。

地下に鱗茎・球根が発達するものが多い。1998年に発表されたAPG体系の分類の研究が進むまでは、
APG体系上ではキマシタワ目やヤオイ目に分類される種を含む広範で多種多様な科であった。

園芸植物として親しまれている種も多い。毒を持つものがある。
0009なまえないよぉ〜
垢版 |
2018/07/23(月) 13:53:36.54ID:8N0anj5k
この小説面白いのにこのインタビューからは何一つ伝わらない
0010なまえないよぉ〜
垢版 |
2018/07/23(月) 23:02:20.32ID:Y8gqnZ3L
こいつより草野の話を聞きたい
最後にして最初のアイドルは、ラブライバーはどういう反応したんだ
0012なまえないよぉ〜
垢版 |
2018/07/30(月) 19:03:38.21ID:iqEwSUfl
この人悪い意味でヤバいな
嫌いな性癖を処刑しながら自分用にはいくつも逃げ道を掘っていく
矛盾したことを言ってもところどころ自由主義を挟んで守る
自分の作品が悪い固定観念とやらにあてはまってたり主義が食い違ってる部分もあるの気づいてないのが最悪
こんなのがのさばってるから百合もSFも駄目になっていく
0013なまえないよぉ〜
垢版 |
2018/08/02(木) 17:52:55.26ID:F9E/9VpX
お嬢さんには百合に挟まれたい男なんて出てこなかったけど
別の映画を観ていたのかな
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