ニュース 2018.7.18 Wed 21:45
(C)Happy Elements K.K/LAST PERIOD ANIMATION PROJECTTVアニメ『ラストピリオド −終わりなき螺旋の物語−』
https://animeanime.jp/article/2018/07/18/38799.html

最終話の放送を終えたTVアニメ『ラストピリオド −終わりなき螺旋の物語−』(以下、ラスピリ)がギリギリまで攻めているとネットで話題を呼びました。

原作はHappy Elementsが2016年5月にリリースしたスマートフォン向けアプリゲーム。絶望から生まれた魔物「スパイラル」を倒すことができる唯一の存在「ピリオド」を目指す少年・ハルの成長を描いたハイ・ファンタジーRPGです。
原作ゲームでは38回もピリオド認定試験に落ちたハルがなんとかピリオド見習いとなり、幼なじみのちょこと一緒に所属が決まったアークエンド第8支部の宿舎に向かうところから物語の幕が上がります。

ゲーム内ではハルたちの過酷な運命をシリアスに描いているのですが、アニメで描かれるのは“面白さ至上主義”の完全オリジナルストーリー(参考インタビュー記事:https://animeanime.jp/article/2018/03/02/36945.html)。
メタ的視点で描かれるシニカルでポップな笑いは、「本当に大丈夫か?」と思わせるほどで、原作ファンに留まらない多くの視聴者を惹きつけています。
今回、そんな制作スタッフのフロンティアスピリッツを大いに感じさせるギリギリなシーンをまとめてみました。



■某ライバルゲーム批判!?(「第1話 終了のお知らせ」より)
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第1話冒頭から財政破綻により活動停止となったアークエンド第8支部。人の不幸は蜜の味と言わんばかりに他支部がこぞって、女性コンパニオンを使って優秀なピリオドを引き抜いていきます。
ポイントは「ピリオド=現実のユーザー」「他支部=他社のソーシャルゲーム」を彷彿させる描写。カンパネルラが「飛行船飛ばしたり、
絶対やれよだのやるなよだの言ってみたり、サッカーチームやお笑いのスポンサー片っ端からやってみたり、挙げ句の果てはノーストレスでゆったりだのと言い張って……」と身を削るネタも飛び出してきます。
さらにちょこが「グラグラしてモンモンする」とダメ押しの一言。第1話冒頭からこの攻めっぷりです。
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■担当声優の知名度を“そこそこ”と言い切る腕っ節の強さ(第2話「温泉改」より)
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ちょこが「2話で早くもテコ入れか。女キャラ揃えて温泉回、サービスしすぎ」とセルフ的なツッコミを見せた第2話。
温泉の湧く量が減ってしまったせいでさびれたユケ村に再び活気を取り戻させるため、「温泉コンサルタントはいかがですかー?」と自身を売り込む、鬼頭明里さん演じるキカザル。
直前までちょこの助言を聞いていた村長が条件反射で「流行りのせーゆーか湯?」とつぶやくと、田村ゆかりさん演じるちょこが「そこそこ流行り」とポツリ。
これもかなり攻めたセリフといえますが、ちょこが言うならなんでも許される気がしてしまいます。