京都市営地下鉄・バスの利用促進を目指して立ち上げられたプロジェクト「地下鉄に乗るっ」の短編アニメが、
京都市交通局のYouTubeチャンネルで2018年5月29日(火)から無料で公開されています。
短編アニメ「地下鉄に乗るっ」はクラウドファンディングによって1000万円以上の製作資金を集め、
京都市内の劇場でも公開されたことで話題になった作品です。

京都市内の高校に通う高校一年生の太秦萌。通学のために京都市営地下鉄を使っています。
名前の由来は京都市営地下鉄東西線の太秦天神川駅です。

その姉、太秦麗は京都市内で働くOLです。
京都市交通局マスコットキャラクターの都くん
同じ中学に通っていた幼なじみの仲良し3人組。高校からは進路がバラバラになってしまったようです。
高校で陸上部に入部した松賀咲。名前の由来は京都市営地下鉄烏丸線の松ヶ崎駅です。
好きなアニメに影響されてか、高校からは軽音部に入りたいと息巻く小野ミサ。
名前の由来は京都市営地下鉄東西線の小野駅。

高校が別々になったことで、仲良しだった三人組も会える機会が減ってしまいます。
3人の写真を見ながら、さみしそうな顔を浮かべる萌。
地下鉄で仲の良さそうな3人の女子高生を見て、萌は過去の自分たちの面影を重ねます。
バラバラになった3人のこの先が気になる人は続きをムービーで確かめてみてください。
なお、京都市交通局公式アニメということもあり、
アニメに出てくる舞台には京都市営地下鉄の駅がそのまま使われています。
例えば、太秦萌がたたずんでいる場所は、
烏丸御池駅で京都市営地下鉄の烏丸線から東西線へ乗り換える連絡通路。


また、小野ミサがエアギターに興じていたのは烏丸御池駅の東西線ホームでした。
「地下鉄に乗るっ」は、元々は京都市営地下鉄と市バスの増客を目指して京都市交通局の若手職員を中心にスタートした
「燃え燃えプロジェクト」でした。
京都市営地下鉄の駅名をモチーフに名付けられた女子高生をイメージキャラクターに、
時刻表を作成したり、グッズを販売したりしていました。

2013年に、京都市内のデザイン事務所がPixivで活動を続けていた
京都出身のイラストレイター・賀茂川さんをキャラクターデザインに起用し、
「太秦萌」「松賀咲」「小野ミサ」の3人のデザインを大きくリニューアルしました。
この時、キャンペーンの名前が「地下鉄に乗るっ」に変更。
京都市営地下鉄の駅にさまざまなキャラクターのポスターが張り出されていました。

2014年には「京まふ」で開催された声優オーディションによって、メイン3人と都くんの声優が決まり、
京都にも営業所を持つアニメスタジオ・魚雷映蔵制作のアニメCMが放映されていました。

2016年には、クラウドファンディングサイト・makuakeにおいて、
短編アニメ製作を目指して出資が募られました。目標額100万円のところ、
なんと1000万円を超える出資額が集まり、2017年5月に12分の短編アニメが完成。
今回公開されたアニメは、このクラウドファンディングによって集まった資金で製作されたものです。

また、2018年5月から6月にかけて、
「地下鉄に乗るっ」のアニメCMが関東地方でも期間限定で放映されるとのこと。
気になる人は、以下の京都市交通局公式サイトからチェックしてみてください。

https://i.gzn.jp/img/2018/05/31/kyoto-kotsu-chikatetsu/00_m.jpg

■動画
京都市交通局アニメ「地下鉄に乗るっ」 https://youtu.be/2OInuZFHeQo
地下鉄に乗るっ アニメCM Ver 京都のまちは地下鉄で。 https://youtu.be/7RFB27WuBDA

GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20180531-kyoto-kotsu-chikatetsu/