2018年03月22日 マンガ
(写真)
「マンガ大賞2018」の大賞に選ばれた板垣巴留さんの「BEASTARS」のイラスト


 マンガに精通する書店員らが「その年一番の面白いマンガ」を選ぶ「マンガ大賞2018」(実行委員会主催)の授賞式が22日、ニッポン放送本社ビル(東京都千代田区)で開かれ、板垣巴留さんの「BEASTARS(ビースターズ)」が大賞に選ばれた。

 「ビースターズ」は、2016年からマンガ誌「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載中。擬人化した動物が登場し、肉食獣と草食獣が共存し、“食殺”が最大のタブーとされる世界を舞台に、
繊細な性格で肉食獣としての本能に悩んでいるチェリートン学園の演劇部員レゴシ(ハイイロオオカミ)や仲間たちの全寮制の学園生活を描いている。秋田書店のマンガが同賞の大賞に選ばれたのは初めて。

  同日の授賞式に、ニワトリのかぶり物をして主席した板垣さんは「すごい変なマンガなので、みなさんに受け入れてもらって驚きです」と大賞の感想を語った。マンガ家を目指した時期は
「本格的に目指したのは大学4年生から。美大で映画の勉強をしていましたが、映画を作るのは大変だなと。映画に近い物を紙とペンで作れるなら。絵を描くのは好きだったので」と明かした。
 マンガ大賞は、マンガに詳しいニッポン放送の吉田尚記アナウンサーと業界の目利きの書店員らを中心に2008年に創設された。過去の大賞作を除く、昨年(17年1月1日〜12月31日)にコミックスが出版された通巻8巻以内のマンガが対象。
110人の選考員が推薦した252作品の中から上位10作品(今回は同数のため12作品)をノミネート。さらに89人がノミネートの12作品に目を通して、1位を3ポイント、2位を2ポイント、3位を1ポイントとして投票した。
 これまでの大賞作品は、いずれも受賞後にマンガの売れ行きが急増し、映像化されるなど話題になることで知られている。

     ===== 後略 =====
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