2018/1/26 12:30

物語もついに四章へ。『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』天命篇が2018年1月27日より劇場上映がスタート。
三章となる純愛篇のラストシーンでは、満を持して登場したデスラーですが、天命篇では彼の活躍が間違いなく見どころのひとつとなることでしょう。

今回はそんなデスラーを演じた山寺宏一さんにインタビューを実施。デスラーという大役への想い、アフレコ現場での意外なエピソード、田中理恵さんとの裏話まで、様々な事柄について語っていただきました。

劇場でご覧になる前に必ず読んでほしいインタビューとなっております。山寺さんの言葉の中に隠されたヒントを探っていきましょう。

出られてよかった!? キーマンに嫉妬も?
──久しぶりの『ヤマト』の現場に参加されていかがでしたか?
山寺宏一さん(以下、山寺):非常に緊張しましたね。『宇宙戦艦ヤマト2202  愛の戦士たち』(以下、2202)がスタートしてけっこう経ちますが、僕はずっと出演してませんでしたから。「このまま出ないのかな?」と思っていました(笑)。

そんなときに純愛篇にやっと出まして。しかも、ラストシーンで一言だけ。

『宇宙戦艦ヤマト2199』(以下、2199)のときは、ガミラス側とヤマト側の役者で別々に収録していたんですよ。だから、なかなか小野大輔くん(古代進 役)たちと一緒にアフレコすることがなかったんです。
でも今回は、いきなり久しぶりに出て、みんないるところで一言だけ発するという……。しかもおいしい感じで(笑)。

勝手にみんなが注目しているんだろうなとか。「大したことねーな」って思われたらどうしようとか思って、とてもプレッシャーを感じたことを覚えております。でもやっと出れて嬉しかったです。

──僕らファンにとっては、最後のシーンでデスラーが登場して、一言だけ発するというのは衝撃的すぎて。観終わった後、体全体がぞわぞわしました。
山寺:そうですか。視聴者のみなさんはどう思ったのか気になりますね。

『さらば宇宙戦艦ヤマト』とか『宇宙戦艦ヤマト2』をベースにしているとはいえ、色々と変わってますから、このままデスラーが出なくなったっていいわけです。

でも僕はスタッフさんに言われた「出ますよ」とその一言だけを頼りにずっと待ってましたから(笑)。

昔の作品を知っている人は、「そのままで終わんないだろう、デスラー」って思っていたかもしれませんが、『2202』になってガミラスは地球と連合を組んでたりしているわけですから、その中でデスラーがどのツラ下げて出てくるんだっていう話で(笑)。

出番がないとそれまでの台本がもらえないので、僕も色々とビックリしましたよ。「キーマンって、何あいつ?」みたいな(笑)。「なんでヤマト乗ってんだよ」って。

先の展開もわからないので、キーマンがデスラーみたいな立場になってもおかしくないんですよ。「これまでは地球と仲良くなるふりをしていただけ。
デスラーが亡き後、俺が全部仕切って、また対抗するんだ」ってキーマンが言ったっておかしくない展開でしたから。

デスラーが出なくてもよかったわけですよ。だから、「あーよかった出て」って(笑)。

──そういうこともあり得るのかなと思っていました。

〜後略〜

https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1516929457