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田中芳樹さんの人気小説「銀河英雄伝説」が、実写映像化されることがこのほど、同作の公式ホームページで発表された。
中国の大手家電・国美グループ傘下の映像制作会社「稼軒環球映画」が制作する。
3部作で、第1作は2020年に披露される予定。

稼軒環球映画の総裁で、映画やドラマなど40作品を手掛けた銭重遠さんがプロデュースする。
銭さんは「『銀河英雄伝説』の映像化は、自分が若いころの夢で、大変興奮している。
『銀英伝』を知る人はもちろん、まだ知らない人たちにも魅力が伝わるような作品に仕上げていきたい」と話した。

原作者の田中さんは「自分の書く小説は、実写映像化が不可能だとばかり思っていました。
今回、このような形で実写映像化が進み出したことで、より多くの皆さんに『銀河英雄伝説』を知っていただくことができると思います。
私自身も一人の観客として、完成を楽しみにしています」と話している。

「銀河英雄伝説」は、銀河帝国の“常勝の天才”ラインハルトと自由惑星同盟の“不敗の魔術師”ヤン・ウェンリーの対決を中心に銀河の興亡を描いた作品。
1988年からアニメ化され、本編110話、外伝52話、劇場版3作が製作された。
歌手で俳優の河村隆一さんがヤン役を演じるなどして舞台化もされた。