ベネッセホールディングス会長兼社長 原田泳幸「疫病神批判に答えよう」

――前職のマクドナルドも、突発的な事故から経営難に陥っています。原田さんを「疫病神」と呼ぶ声もあります。

【原田】それは大きな誤解です。私がアップルジャパンの社長を引き受けたとき、
会社はすでにどん底状態でした。私はそれを知ったうえで、再建を引き受けたのです。
販売店へのリベートを根本から見直し、「iMac」をヒットさせ、V字回復へ導きました。
マクドナルドも、社長を引き受けた時点では、7年連続のマイナス成長で赤字転落の状態でした。
私が社長になった結果、8年連続で既存店売上高プラス成長という企業に変わりました。

現在のマクドナルドの不調について、一部のメディアが私だけに原因があったかのように報じていますが、違和感を覚えます。
ハンバーガービジネスは非常にスピードが速い。
多くのお客さまは衝動買いで、しかも購買頻度が高い。
今日気を許すと明日響く。今日しっかりやれば明日売り上げが伸びる。そういったビジネスです。
米国本社から赴任してきたCOOに実務を任せてからは約2年がたっています。その事実は理解してほしいと思います。

http://blogos.com/article/105302/