お節介を受け継いでお節介になったけど
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あの人にしてもらったことを、今度は私が誰かにしていきたい。
そう思っても、実際そんなに上手くなんていかない。
どうしたらあなたのようになれるんでしょうか?
休みで暇だから自己満で振り返ってみる。 彼Rとの出会いは、大学に入学する前のオリエンテーションでだった。
最初の印章は特になく、何しゃべったかも覚えていない。
入学してから同じ学部だったのもありよく喋るようになり、ふざけあうような関係だった。
けれどそのうち私に彼氏が出来て、その彼も同じ学部で嫉妬深かったのもあり、Rとはある程度の距離を置くようになった。
そんな薄っぺらい友達のまま1年が過ぎ、私は彼氏と別れた。
私がフッたのだけれど、その腹いせにかあることないこと酷い噂を流されて。
男の子の割合が多い学部だったのもあり、男の味方は男という感じで私は冷めた目で見られ、一気に学部の友達を失った。 勉強はある程度やれば出来たので、自力で頑張れる単位はなんとでもなる。
けれど大学に行ったことがあれば分かると思うが、過去レポとかがないと共通科目の単位をとるのはしんどくて。
しかしそのツテを一気に失った私は、どうしようかと途方に暮れた。
その時に手を差しのべてくれたのが、Rだった。
Rは訳あって2歳上だったのもあり、縦の繋がりを持っていたため、過去レポ等は彼一人で大概集められてしまった。
足りないものは他の友達から入手して、それを横流ししてくれたりして。
彼がとってなくて私がとった科目のものまで用意してくれたときは、本当に感謝でいっぱいになった記憶は新しい。 そんなRがいてくれたおかげで、2年次の単位も全てとることができた。
何か彼にお礼がしたいなと思ってご飯でも奢るよと言った時に、
いつも代わりに勉強教えて貰ってるしいらないって。あ、でもご飯は行こうね。
そう返してくれたときは泣きそうになった。
それから3年次になって、彼が普通に話しかけてくれ続けたからか、少しずつ回りに人が戻ってきて。
それ以降、卒業するまでは退屈せずに住んだんだよね。
どう考えてもあのときRが変わらず側にいてくれたからなんだけど、それを言うとRは
そんなことないよ。君が一人でも強く前を向いていたからだよ
って言ってくれて。
その言葉がどれだけ背中を押してくれてたかなんて、知らないんだろうね。
あなたが優しかったのは、私だけじゃなかったから。
Rはふわっとしたおっとり系で、男の子!って感じではなかったけど、根っからのお人好しだった。
だから誰にでも優しいし、私への優しさも下心なんて一切ないって分かってた。
だから私も全力で安心して側にいられたし、彼の親友になれるよう自分も磨いた。
いつか彼が困ったときに、助けられるような自分でありたいと思ったから。 4年次になって、二人とも就活生となった。
RのWebテストを手伝ったことが、今思えば唯一の恩返しだったかもしれない。
お互い就活を終えれば、残すは卒研。
けれど研究室も違ったので、前ほど頻繁に会話することはなくて。
それでもたまに廊下ですれ違った時はたくさん喋ったし、仲は相変わらずだったと思う。
そうして二人とも無事4年で卒業した。
Rは都内で就職したが、私は地元を離れて他県で就職することが決まっていて。
仕事が落ち着いたら遊びに行くね、とか、私が帰ってくるから飲みに行こうね、とか。
そんな会話をしたのが最後になるなんて、そのときはこれっぽっちも思っていなかった。 就職してから少しして、GWで規制するし近況聞けたらいいなと思ってラインを送った。
元々返信が早い人ではなかったので、1日2日は気にならなかった。
けれど1週間経っても返信は来ず、結局未読のまま1年が過ぎた。
その間、他の大学の友達に会うこともあったが、誰もが同じ状況で。
今どうしているのかとたまに思い出すことはあったが、ラインと顔本しか連絡先を知らなかったため、どうすることも出来なかった。 卒業してから1年半過ぎた頃、大学の友達から突然ラインが来た。
久しぶり〜などの典型的な挨拶を済ませ、本題に移る。
返ってきた答えは、R君のことで…だった。
その切り出しかたに、嫌な予感しかしなかった。
Rが就職したのは小さな会社だったので、大学には他の同期はおらず。
たまたま連絡を私にくれた子の友達の友達がそこ新入社員で、何が起きたのかを知ることが出来たらしい。
Rは入社前の健康診断で異常が発覚し、入社の前にまずは病気を治そうということで入院していたそうだ。
じゃあなんでそれを誰にも連絡しないの、と思うのが当然の反応だろう。
その理由は、みんな入社仕立てで忙しいだろうし心配かけたくないという、いつも人のことばっかな彼らしい考えによるものだった。 そんなRは、手術したものの治らず、助からなかったそうだ。
彼の病室からは、私の就職先の件のパンフレットが出てきて、いくつか付箋が貼ってあったらしい。
それに心当たりがある?と聞かれた話し手の友達が、あなたと関係があるんじゃないかと思って連絡したの、なんて言ったものだから、もうあとは泣くしかなかった。
前述したように、私は彼のラインと顔本しか連絡先を知らなかったため、
彼の実家がどこにあるかなんて分からなくて。
今の今まで、線香のひとつも上げられないでいる。
だから代わりに、彼と遊んだ大学の敷地内で線香を焚いた。
ゆらゆらと動く白い煙を見つめながら、彼が私にしてくれたお節介を、今度は私が誰かにしていこう。そう決めたのが、半年前。 気持ちを新たに、私は新しい場所でできた同期に尽くした。
評判は上々、前より親しみやすいし頼りになるって言われたときは嬉しかった。
そんな私に、この冬彼氏が出来た。
仕事で知り合った人で、とても仕事が出来る人だった。
だけど付き合ってみて分かったのは、どうしようもなく孤独な人だってことで。
何かあっても回りに頼ることも、愚痴を吐くこともせず、抱え込んでしまうタイプだった。
ここで私のお節介が発動する。
彼が仕事で辛いときに揉めてしまった。私はただ、彼に愚痴を吐くなりなんでもいいので頼ってほしかったのだ。
けれど彼はそれをせず、強制的に距離を置かれた。
そして先日、受け付けられないとフラれたのだ。 別に、フラれたことはどうでも…良いわけではないが、この際置いておこう。
私の言葉が1つも彼に届かなかったことが問題であるから。
なまじ仕事が出来るから溜め込んで、ストレスも一緒に溜め込んでしまう。
そんな彼は、境遇とかと考慮すると、ほっといたらもうそろそろ壁に当たって沈んでいくことは目に見えてる。
だからなんとかしてあげたい、人は一人で生きていけないのだから。(特に仕事面でもそうなので)
なんとかしてあげたいけど、聞く耳を持って貰えない。どうしたら届くのかが全然分からなくて、途方に暮れる日々。
Rが生きてたら相談出来たんだろうけど、それも出来なくて。
あの手この手を使っても声は届かなくて。
もうどうしたらいいか、分かりません。
けれどここで諦めることはしたくないんです。
それでも諦めるべきなのでしょうか? よく自分ではよかれと思ってるのか知らないけど
人の心にずかずかと土足で入って来て「なになに?私に相談して。私が解決してあげるから」
みたいなのがいるけど別にお前の助言とかいらないし鬱陶しいだけだしってのを本人は
全く気付いてなくてただただうざいことってあるよね。あれ、最悪 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています