今回の質疑での取り分け大きな成果は、菅内閣官房長官から、
旧宮家系国民男性の皇籍取得という方策に関わる、重大な答弁を
引き出したこと。
即ち、対象者にこれまで意向を確認したことが無いだけでなく、
今後も「考えていない」と。
対象者は、改めて言うまでもなく、皆さん国民。従って、どんな
制度改正をしようと、ご本人が同意しない限り、皇室に迎えるのは
憲法上も、人道上も無理(何しろ男系論者からも「特攻隊に志願して
戴くようなもの」といった表現が出て来るくらいだ)。
にも拘らず、上記のような答弁。
常識的に考えて、もしこれが虚偽でなければ、事実上、「そうした方策は
採用しない」と言明したに等しい。