>>498
そもそも論からお話ししますね。
本の内容を確認せずに偏見で決めつけているけど、『創価学会秘史』の内容ってライターが推測や伝聞で書いた内容じゃないのよ。

この本は、創価教育学会出版物の内容の抜粋が中心なの。
だから、ライターが創価に批判的か親近的かなんてことは的外れ。
もしこの本の内容が作り話と決めつけるなら、内容は創価の未公開出版物部分のダイジェストなんだから、創価学会の出版物内容が作り話だということになる。
そこをあなたは理解できていない。

このような、創価学会教育学会の初期の出版物の内容が紹介される本が世に出なければいけなかった根本理由は、創価学会自身にある。
なぜなら、創価学会は価値創造だったり新教だったりの初期出版物の全編を公開しないから。
創価学会はこれらの出版物の存在を認めてはいるが、紹介公開しているのは内容の一部分のみ。

これって創価学会本部による、創価学会員や牧口研究者に対する不義理。
なぜなら、牧口という人物を理解するには、創価学会がセレクトした断片のみの牧口著述の紹介で十分なはずがない。

『創価学会秘史』が試みたことは、このような創価学会がセレクト紹介する創価教育学会の断片のみの記録ではなく、過去の創価教育学会の出版物記録の全貌を明らかにすること。

創価教育学会の出版物の未公開部分は1000ページ近くに及んだそうだ。
言い換えれば、創価学会は1000ページ分も牧口の記録を封印、隠蔽してきたことになる。

『創価学会秘史』著者は、これらの隠蔽部分で会員や牧口研究者が知らない部分を抜粋し、時系列を合わせて、また分かりやすいように横断的に繋ぎ合わせた。

牧口の真実の人となりを知るのに、格好の内容となった。
当然、創価学会が断片のみので作り上げた牧口の虚像とは似ても似つかない、牧口の全体像を把握出来る内容だ。

創価学会員は感謝すべきだな。
牧口の初期の出版物を隠蔽する創価学会。
この所業によって会員は真の牧口を理解できなかった。
こういった創価学会が作り上げた誤った牧口人物像の理解を、隠蔽出版物を紐解くことにより、正確に明らかになったからだ。