>>534
レスありがとうございます。
お返事が遅くなる時がありますのでご容赦ください。

>つまり『諸仏の成仏の因となった「南無妙法蓮華経」』とは阿耨多羅三藐三菩提を指しているのですか。

「阿耨多羅三藐三菩提」が「無上菩提」と同じ意味とすれば、そうなると思います。
一生成仏抄の文です。
「夫れ無始の生死を留めて此の度決定して無上菩提を証せんと思はば
すべからく衆生本有の妙理を観ずべし、衆生本有の妙理とは妙法蓮華経是なり
故に妙法蓮華経と唱へたてまつれば衆生本有の妙理を観ずるにてあるなり」

(通解)
無限の過去から繰り返されてきた生死の苦悩を留めて、今この人生で間違いなく最高の悟りを
得ようと思うならば、必ず衆生に本来具わる妙理を自身の生命の中に見ていくべきである。
衆生に本来具わる妙理とは妙法蓮華経のことである。ゆえに、妙法蓮華経と唱えれば衆生に
本来具わる妙理を自身の生命の中に見ていることになるのである。

アヌッタラー(anuttaram)は、「最勝の」「最も優れた」という意味のようですが、
妙法蓮華経の「妙」の義(「最勝」の意)と通じる、といえるかもしれません。