■Thunderboltを特別必要としていない人がThunderboltを急いで用意する必要がない理由

2011年にインテルはアップル(Apple)と協力して最初のThunderbolt/IFを発表。
これは他の規格より高速で汎用性が高く、複数のプロトコルをサポートするI/F。

インテルはThunderbolt 3でUSB 3.1 Gen 2のサポートを追加。
これによりUSBデバイスをThunderboltポートに接続できるようになる。またUSB-Cポートが採用される。

Thunderbolt規格は技術的に優れていた、が
スペックが正式に公開されていなかったため各種のデバイスへの普及という点ではUSBのほうが上回る。
またThunderboltを実装するには専用チップを必要とするためUSBの場合より高くつく。

数年前にインテルはThunderbolt規格をロイヤリティーフリーにすると発表。

USB-IF「なら俺らの規格に”Thunderbolt 3”の規格をまぜちゃおうぜ USB 4.0からやろう」

※USB 4.0は、最高100Wの電力供給、40Gbpsの転送能力をもち、2台の4Kディスプレイまたは1台の5Kディスプレイを駆動するのに十分なビデオ帯域幅をサポート。
※USB 4は、USB 3.x、2.x、および1.xと下位互換性有。


インテルはThunderboltという名称を廃止する予定はない。Thunderboltデバイスはインテルによる認定が必要だ。
一方、USBデバイスの製造には特に認定を取得する必要はない。

接続規格をゼロから考えるならUSB 4は理想的なソリューションだろう。一つのポート、一つのケーブルが「すべて統べる」わけだ。
あとはケーブルのメーカーが公式規格をきちんと守るよう期待する。横着者がこっそり機能を削った安い製品を出さないよう祈りたい。