【青森】大腸ポリープ手術でミス、人工肛門に つがる総合病院、1250万円賠償へ

つがる西北五広域連合は21日、青森県五所川原市のつがる総合病院で2017年11月、
つがる市の80代男性が内視鏡による大腸ポリープの切除手術を受けた際、担当医が腸を
傷つけるミスがあり、人工肛門が必要になる後遺症が残ったと発表した。
広域連合は過失を認め、患者側に賠償金1250万円を支払う方針。
同日の広域連合定例議会で、広域連合長の佐々木孝昌五所川原市長が損害賠償に関する
議案を提案し、全会一致で可決された。
広域連合や同病院によると、ポリープを切除する「コールドポリペクトミー」という手術の際、
担当医が誤って手術器具で腸壁を傷つけたため、患者は腹腔(ふくくう)内出血による腹膜炎
を発症。壊死(えし)した左結腸の切除や、人工肛門をつくるなどの治療を強いられた。
手術時の対応を検証した結果、病院は「無理に切除する必要のないポリープだった」(同病院管理課)
などとして、過失を認めて男性に謝罪。今年10月に和解した。広域連合の鎌田和廣病院運営局長は、
取材に「患者に大変ご迷惑をおかけした。今後このようなことがないよう、再発防止に努めたい」と述べた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181122-00000004-webtoo-l02