二十歳の赤座あかりは、ブライズルームにある優美なドレッサーの前で、人生最高の瞬間を迎えている。
久しぶりに会った彼女は、少女の可愛らしさを残しつつも、髪も伸びて顔立ちも大人っぽくなっていた。
赤髪のアップヘアの頭上にティアラが輝き、白い雪のプリンセスのようなウエディングドレスを身にまとっている。


あかり「鏡よ、鏡よ、鏡さん……世界で一番エレガントで可愛い花嫁さんはだ〜れ?」

魔法の鏡「あかりちゃん、世界で一番美しいのはあなたです。」

あかり「ふふふふふ、この私に決まっているわよね。」


しかし、気がつくと、白雪姫に出てくる王妃さながらの、傲慢を絵に描いたような女になっていたのである。


前スレ:世界で一番エレガントで可愛い花嫁さんはだ〜れ?(dat落ち)
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