孤独のグルメのガイドライン 谷口26ー
大型連休で街の飲食店はどこも長蛇の列をなしている
それが五郎の怒りに火をつけた てんやの脇で五郎の死体が見つかった
財布には千円札が数枚。そこには、死んでもチェーン店は使わないという孤独さがあった 「餓死!?そんな…あの五郎が…」
警察から五郎の死の第一報を受け取ったのは滝山だった
あいつはああ見えて食へのこだわりは人一倍だ、餓死などするはずがない
何かあるーーそう彼の直感が告げていた
しかし身寄りのない男の孤独死に警察が興味を示すはずもなく、今にも真相は闇に葬られようとしていた 五郎「入国審査の質問をふざけて全部YESで書いたら送還かあ…いかんなあ…」