「のぞき見22年間で千回以上」側溝男の初公判で検察側指摘 過去に「道になりたい」と発言
配信 2023年11月28日 12:12更新 2023年11月28日 17:32
産経ニュース

側溝にスマートフォンを動画撮影状態にして仕掛け、女性のスカート内を盗撮したとして性的姿態撮影処罰法違反の罪に問われた神戸市東灘区の無職の男(36)の初公判が28日、神戸地裁(荒金慎哉裁判官)で開かれ、男は起訴内容を認めた。

検察側は冒頭陳述で、男がこれまで県迷惑防止条例違反で3度摘発され、中学2年の頃から22年間で千回以上にわたり、側溝に身を潜めて女性の下着をのぞき見る行為を繰り返しており、常習性が高いなどと指摘した。

起訴状などによると、男は今年9月8日午後3時5分ごろ、神戸市東灘区内の地下道出入り口付近にある側溝の中にスマホを設置。通行人のスカート内の下着を撮影したとしている。


男は、平成25年6月に同区の甲南女子大近くの道路にある側溝内に潜り込み、通行中の女性のスカート内をのぞき見したとして逮捕された。27年11月にも、同区内の道路にある深さ約60センチの側溝にあおむけで約5時間寝そべり、格子状のふたの隙間から同様ののぞき見行為をしようとしたとして逮捕されている。

男は当時、警察の調べに「生まれ変わったら道になりたい」「短所は側溝に入ってしまうこと。興奮してやめられない」などと供述していたという。