結果2点差で俺が勝利した
女子「嘘やん、負けたんやけど、絶対テニスやってたやろ?」
俺「ようわかったね、元テニス部だよ」
女子「やっぱり!絶対そうや思ったわ」

打ち方に独特な癖が出るから経験者は分かるそうだ。
俺「で、勝ったら何してくれるん?」
女子「んー、友達になってあげる!」
俺「間に合ってます」
女子「えぇ!?もう友達やと思ってたのに」
俺「冗談や」
女子「びっくりした、じゃあまた次の体育の時間ね!」
俺「行けたら行くわ」
女子「こんやつやんそれw」
ひとしきり笑った後、後片付けを始めた
女子「あ、そう言えば名前は?」
俺「○○(俺の名前)」
女子「○○君ね!、マブダチやマブダチ!」
俺「マブ…何?」
女子「親友って意味やで、最近の若い子は学が無いなぁ」
俺「同い年が何言うてんねん」
そうこうしてると体育教師が片付けの合図の笛を鳴らす

ポールは重たいから俺が持って
ラケットと羽?とネットはその子が持って倉庫へ向かう
女子「うち、Mって言うねん。呼び捨てで構わんよ」
倉庫に着いてポールを置いて後ろでラケットなどを所定の位置に置くM、そのタイミングでMのクラスメイトが入って来て何か話していたので先に教室に帰ろうとした。
M「ちょっと待ってよ!LINE交換しよ!」
俺「ケータイ教室に置いて来たわ、帰り交換する?」
M「する!けど部活あるんだよね、授業終わったら体育館前来て!」
俺「分かった、じゃあまた後で」
そう言ってその場を離れた。
Mは活発な子だった、そんな彼女が元カノの会った頃に少し似ているな、なんて思ったら少しブルーになった。