2023/01/30 10:23

 髪の少ない男性が頭の輝き具合を競う「光頭会番付編成会議」が28日、秋田県横手市で開催され、40~80歳代の男性8人が自慢の頭を突き合わせた。

 有志でつくる「光頭会」が、地域を明るく照らして元気にしようと、1991年から新春の恒例行事として毎年行っている。

 頭に吸盤を貼り付けて糸で引っ張り合う「吸盤綱引き」には8人が参加。糸がピンと張ったまま5秒以上決着がつかない熱戦もあり、一方の吸盤が外れて勝敗が決すると会場から歓声が上がった。トーナメント戦の結果、会長の藤原広さん(84)が約10年ぶり2度目の優勝を果たした。

 頭の輝きや色つやで勝敗を決める「光頭相撲」では、向かい合った参加者が頭を覆った手ぬぐいを同時に取り、行司がペンライトで照射するなどして優劣を見極め、勝者に軍配を上げた。

 昨年テレビでイベントを知り、三重県名張市から初めて参加した会社経営者(49)は「吸盤で引っ張られるのがあんなに痛いとは。来年に向けて化粧水を塗るなど手入れしたい」と笑顔で話していた。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230128-OYT1T50291/