高知警察署の地下食堂 惜しまれながら閉店|NHK 高知県のニュース
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20211228/8010013549.html

12月28日 18時18分

高知市中心部の警察署で、長年にわたって警察の職員や地元の人たちに親しまれてきた食堂が、28日を最後に惜しまれながら閉店しました。

高知市にある高知警察署の地下食堂は、ボリューム満点の「カツ丼」などを看板メニューに、長年にわたって高知警察署の職員や地元の市民などに親しまれてきました。

しかし、来年、高知警察署が新しい庁舎に移転することや、人手不足になったことなどから経営者が食堂を閉店することを決めました。

営業最終日の28日は、午前中から警察官や地元の人など常連客が大勢訪れ、昼食の時間帯には長い行列ができていました。

そして、訪れた人たちは、人気の「カツ丼」や「オムライス」などを、名残惜しそうに味わっていました。

県警察本部総務課の濱川昌也課長補佐は、「以前、高知警察署にいた頃から、お世話になっています。この食堂は、警察官の大応援団です」と話していました。

また、近くに住む小学5年生の女の子は、「カツ丼にしました。おいしかったです。また来たいなと思ったけど残念です」と話していました。

閉店後には、食堂を経営してきた田内千鶴さんに感謝状が贈られました。

田内さんは、「感謝の気持ちでいっぱいです。『美味しいご飯をありがとう』とお客さんに言ってもらえるのが、いちばん嬉しかったです」と話していました。