02月17日 11時52分

交通機関の運転手などに新型コロナウイルスに感染する人が出ているなか、都内のバス会社が加盟する協会は小池知事に対し、マスクや消毒薬の確保を求めるとともに、東京への修学旅行が敬遠されないよう風評被害対策を行ってほしいと要望しました。

東京都の小池知事は17日午前、都庁で東京バス協会の山口哲生会長と会談しました。
この中で小池知事は、交通機関の運転手が感染した事例に触れつつ、「旅行者を運ぶ立場の皆さんは厳しい状況に直面している。体調がすぐれない場合などは電話相談センターも利用してほしい」と呼びかけました。
これに対し山口会長は、バスの運転手にマスクの着用や手の消毒などを徹底してもらっていることを紹介しました。
そのうえで、事態が長期化すればマスクや消毒薬が底をつくおそれがあるとして、都の備蓄分をバスなどの公共交通機関に優先的に提供することや、今後、東京への修学旅行が敬遠されないよう風評被害対策を行うことを要望しました。


https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20200217/1000044184.html